-
頸部腫脹に対する臨床検査科
耳鼻咽喉科頭頸部外科の守備範囲は前頸部から側頸部の部分になります。その部分には耳下腺・顎下腺などの唾液腺、甲状腺、頸部リンパ節という臓器が含まれており、それらの臓器に病気が発症すると『顎の下が腫れた』『耳の下が腫れた』『頸の真ん中が腫れた』などの症状が現れます。これらが頸部腫脹といわれる状態になります。
-
音声疾患
ノド仏の内側に一対の声帯があり、そこで声が作られます。いつもと違う声になった、大きな声が出なくなった、高い声が出づらい、などの症状が現れます。時間とともに改善してくれば軽度の感冒の一症状であった可能性がありますが、数日間以上経過しても全く変化のないときには以下の病気になっている可能性があります。
-
嚥下障害
ノドの機能には呼吸・発声がありますが、もう一つ大事な機能が、のみ込んだ食塊を正しく食道に送り込むという食べ物の交通整理という機能があります。この機能が損なわれると、食事をするとむせる、上手く飲み込めないなどの症状が現れます。
-
補聴器外来
補聴器外来では、はじめに耳や鼓膜を観察し、聴力などを調べ、治療が必要な病気が潜んでいないかを確認します。聞こえが悪くなる耳垢や慢性中耳炎などがみられた場合、まずそちらの治療からはじめます。加齢性難聴など、治療による回復が見込めず、難聴による不便を感じておられる場合に、補聴器の装用を検討します。